今年初の尺イワナが釣れました。

今年の岩手沿岸北部は例年よりも雪が多く、それに伴い雪代も大量かつ長期にわたって出続けている。

雪代ピーク時の安家川。

数日間に渡ってウライも沈み続けた。


そしてピークは過ぎたものの依然として山間部からの雪代が出続けており、水量が多い状態が維持されている。
しかし、最近は水も澄んできて、釣り人なら是非とも竿を出したくなるような状態になってきた。


この川を見て血が騒がない釣り人はいないだろう。
狙いは支流合流点付近。
通年全面禁漁区の年々川、魚の一番の天敵である釣り人が入らないため、魚影の濃さは容易に想像できる。
そんな支流の合流点付近で雪代の激流で支流から流されてきた個体を狙ってみる。

雪代で本来よりも太く強くなった本流の流芯を挟み、対岸の流れの緩くなったポイントへルアーを投げてみる。

何度か投げて、うまくルアーに流れを絡ませる事ができたと思った矢先に何かがヒット。
流芯を挟んだところでヒットした場合、チビヤマメなんかでは虚しく水面の上を滑りながら寄ってくる所だが、今回は流れの深いところをゆっくりと泳ぎながら寄ってきた。
そこそこのサイズだと思っていたが、姿を表したのは尺超えの立派なイワナだった。



イワナ35㎝
ヒットルアー：スミス　バック＆フォース　ダイヤ　BLP


生け簀を作ってしばらく観察しようとしたがすぐに逃げられてしまった。




さすが鱒族最強のジャンプ力を持つ魚です。
このようにジャンプしたり、時には地面を這い歩いたりすることもできるような逞しい生命力を持ちあわせているからこそ、厳しい源流域の中でも唯一生き残れる魚なんでしょうね。

まぁ、でもこいつは流れに負けて支流から落っこちてきたやつだと思いますがｗ