今頃のシーズンになると雪代により川が増水し、渓魚の生活範囲そのものである川の水が増えるため、渓魚の活性も上がり始める頃だ。
特に雪代シーズンは尺物のイワナが出る確率が高く、毎年大イワナが顔を出してくれる。
今年の岩手沿岸北部は雪が少なく、雪代なんてほとんど出ないのではないだろうかと心配していたが、雪の少なさからは想像できなかったが、そこそこの雪代が出てきた。
見えている雪だけではなく地中の凍結部なんかの水が溶け出しているのだろうか?
今回は雪代で少しだけ増水した沿岸河川での釣行。
日中の釣行だったため渋いのを想像していたが、天候が曇で増水中ということもあり小ヤマメや中ヤマメが意外とアタックしてくる。
そして本日の最大のイベントが起きた場所。
特にこれといって良さそうなポイントでも無いが、一応一回くらいは通しておくかくらいの気持ちで、写真の赤丸部分のポケットにピン打ちしたらロッドに結構な重みが・・・
初めは沈んだ枝でも拾ってしまったのかと思っていたが、ラインが走りだすので魚だと気づいた。
しかも掛かった魚は結構でかかった。
イワナ 36㎝
ヒットルアー バックアンドフォースダイヤ4g(シルバー)
こんな所からこんなのが出ちゃうのかと、驚かされました。
今シーズン初の尺イワナです。
このイワナは今の時期にしてはかなり肉付きがよく、ヒレもピンとしてるし傷もないしとても状態のいいイワナだった。
やっぱり尺イワナはいいですね。
尺イワナは将来有望です、釣った魚はどうしようが釣った釣り人の自由なので今まで書くこともありませんでしたが、今回はあえて書かせてもらいます。
尺イワナが釣れたら是非ともリリースをして欲しいです。
ここまで大型になるイワナは遺伝子的にもその子孫が大型化する可能性が高く、抱卵量も多くなります。
大型魚をリリースすることで来年、再来年、将来の釣果も変わってくるはずです。
それに渓流釣りやってる人なら分かってるとは思いますが、イワナの尺上は身がボサボサしているのではっきり言って食っても美味くないです。
今まで渓流魚の動画なんかを何個か上げましたが、どの動画も自分はあえてリリースシーンを撮影しています。
理由は至ってシンプル、他の釣り人にもリリースしてほしいからです。
自分で手で捕獲した獲物をあえて自分の手で手放す行為、これは人間にしかできません。
今まで大物をキープしていた人はぜひ一度やってみてください。
最初は抵抗があるはずですが、それを乗り越えられた時は、釣り人として、人間として一歩上の段階に行けたような後味の良さが味わえるはずです。
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COMMENT
小生もオール・リリースしてます
小生もオール・リリースしてます.
理由は「食べ飽きた」というシンプルなものです.
ひとから持って帰ってくるよう頼まれると,魚を
釣り場で処理して持ち帰り,自宅で保存してから
依頼主と連絡を取り魚を配達する手間が発生します.
それらの手間の大変さを説明し断ってきました.
今後は説明する理由が一つ増えました.
Re:小生もオール・リリースしてます
簡単に釣った魚が欲しいと言われても、釣り人からしたら、釣った魚の希少さを理解してから食べて欲しいと言う心境になりますね。